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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】


[316]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/20(日) 12:11:41 ID:???
幽々子「………あら~。今日の試合、頑張ってね」

鈴仙「幽々子さん、応援ありがとうございます。あの、その……」

幽々子「妖夢はあれから、全く音沙汰が無いわ」

従者を引き連れず独りで試合観戦に臨む幽々子の姿は、どこか寂しげであるように鈴仙には思えた。
勿論底の知れない彼女は、表面的な顔色や口調でそれを悟られないよう振る舞うが、
妖夢を良く知る友人であった鈴仙には、僅かにその感情を見せてくれた。

幽々子「――この試合を機に、幻想郷は大きく変わるわ。それが良い方向か、悪い方向かは分からないけれど。
だけど。……貴女だけは、そんな変わりゆく幻想を愛してあげてね」

鈴仙「……?」

列がはけ、幽々子が受付へと向かう直前。彼女はそんな呟きを残した。
その内容は普段の彼女らしく抽象的で曖昧で、誰に宛てて寄せられた言葉であるかすら不明だったが。
しかしその言葉は真実味を伴って、鈴仙の心の底に残っていった。



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0ch BBS 2007-01-24