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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】
[357]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/09/21(月) 17:14:06 ID:VL8Z4LzM
永琳「……ウドンゲ」
鈴仙「……? どうしたんですか、師匠?」
コイントスも終わり、時間は11時59分。
開始まで後1分を残し、メンバーもほぼ全員が持ち場についた中、永琳はふと鈴仙に近づいて来た。
一体どうしたのか訝しむ鈴仙を気にする素振りも無く、永琳は事務的にこう告げた。
永琳「――この試合が終わったら。私は貴女に問うわ。果たして貴女が、どちらの道を往きたいと考えているかを」
鈴仙「…………!」
それは鈴仙が今まで保留にして来た問題。
大会後、幻想郷を守る側に着くか、幻想郷を変える側に着くかという、
究極の二者択一への回答期限が間近に迫っている事に関する通告だった。
鈴仙「(……私には、まだ分からない。
『プロジェクト・カウンターハクレイ』の一員として、幻想郷の秩序に一石を投じる側になるべきなのか。
『リアル・幻想・セブン』の一員として、幻想郷の秩序を内側から守り良くしていく側となるべきなのか。
――だけど、一つだけわかる事がある!)」
永琳は既に元のポジションへと戻っている。
観客達は固唾を呑んでセンターサークルに置かれたボールに視線と意識を向けている。
審判は時計を見ながらホイッスルを口に咥えて、試合を開始すべき瞬間を見計らっている。
そして、チームメイト達は、ライバル達は、既にこれから始まる70分余りの戦いへと意識を没入させている。
だとしたら、鈴仙が考えるべき事は一つだった。
鈴仙「(まずはこの試合を全力で戦い抜く。そうしないと、私はきっと、私の望む答えを見つける事はできない……!!)」
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0ch BBS 2007-01-24