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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】


[37]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/08/29(土) 02:05:35 ID:???
実況「……し、信じられない! 森崎選手! パチュリー選手のシュートに身体が追いつかないと見るや、
咄嗟の判断で間接を外して骨を伸ばし、腕の長さを無理矢理に拡張して見せた!
そして……ボールは森崎選手の腕を掠め、僅かに軌道を外し、ゴールポストにぶち当たります!
自分の身体を犠牲にしてでもゴールを防ぐ一連のプレー! まさしくこれが森崎選手の『がんばりフォートレス』!
森崎選手、セービングだけでなく一対一においても超一流のプレイヤーである事を証明してしまいました〜〜!!」

パチュリー「ゴホッ、ゴホッ…! ほ、ほんとうに……ゴホッ。信じ……信じられない……!」

ゴリッ、ガリガリッ。……ゴキッ。

超モリサキ「――良いねその反応。その表情。俺が一番好きな種類のヤツだぜ」

フラリ……。

超モリサキ「アイテテ……。やっぱり脳内麻薬が効いてても、痛いモンだな。ま、念じとけば治るか」

小悪魔「ば、化け物……。悪魔です……!」

僅かによろめく身体を自分で抱きしめながら、超モリサキはパチュリーに絶対的な絶望を叩き付けた。
パチュリーが持病の喘息を押してまで一対一に向かった覚悟と同じ
――いや、もしくはそれ以上の覚悟を、超モリサキは持ち合わせていたのだ。

パチュリー「……フフ。ウフフ……」

ドサリッ……。バタンッ。

小悪魔「ぱ、パチュリー様ーーーーーーーーーーーーーっ!?」

パチュリーは後方に飛ぶボールと、超モリサキのバランスを崩した身体との両方を見てから、
虚ろに笑いながら、糸が切れた人形のようにフィールドに倒れ臥した。
ボランチの小悪魔は思わず駆け寄りたくなるが、しかし試合中に自由に持ち場を動いてはいけない。
天才でありながら、チーム戦術と理論に拘った主人の誇りを、自分が汚してはいけないと思った。


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0ch BBS 2007-01-24