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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】
[479]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/09/25(金) 00:56:27 ID:???
鈴仙「(このシュートは、私が悩んで。仲間に助けて貰って。そして漸く自分のモノに出来たシュート!
誰にも止めさせたくない。止めさせてやるもんですか……!!)」
森崎「(男とか女とか。人間とか妖怪とかは関係ねぇ。
俺はただ単に、こんなヒョロくて甘っちょろいガキに負けたくないだけだ!
俺は森崎有三。世界のサッカーを凌辱し支配する男だ。
……お前も等しく、俺の栄光の為の糧となるべきだ……!)」
鈴仙はこれまでの思い出や経験をひとつのシュートに詰め込んだ。
森崎は、これからの栄光を胸にひとつのシュートへと向かった。
そして、こと今回の勝負に限って言えば、鈴仙の過去の方が、森崎の未来よりも質量の点で上回っていた。
……森崎がボールにぶつかってから数秒の時間が経過した頃。
――グラッ……。
森崎「(ぐっ……!?)」
ゴゴゴ……ドオオオオオオオオオオオオンッ!
――ズバアアアアアアアアアアアアッ、ピピィイイイイイイイイイイイイイッ!
鈴仙のシュートから放たれた、一際強烈な波長。それを受けた森崎は僅か一瞬の隙を見せてしまう。
しかし、勝負の世界においてその一瞬こそが命取りだった。
そこからコンマ数秒後――森崎は無様にフィールドに倒れ。鈴仙のシュートはゴールに鮮やかに突き刺さっていた。
森崎「……正直に告白してやる。――全く、屈辱だぜ。
この俺様が、こんなにアッサリとやられちまうなんてよ」
森崎は過去の敗北よりも未来の勝利に意識を置く男である。
そんな彼だったが――それでも、この時ばかりは誰にも聞こえないよう、小さくそう毒づいた。
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0ch BBS 2007-01-24