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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】


[56]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/01(火) 00:41:55 ID:???
森崎の提案は当然の如くあっさりと却下された。
何せ森崎は、1点差がセーフティリードでも何でも無いとか言っておきながら、
実際はその安全でないリードを詰めるような危ういプレーを提案している訳である。
適当に理論武装しといて、結局は自分が目立ちたいという下心が丸見えだ。

魔理沙「……あのな。私は真剣に考えてるんだよ! この次どうしようかって――」

森崎「んで、出た結論がキックオフシュートか? だとしたらお前、魔法使い止めた方が良いぜ。知性が少なすぎる。
魔法使いってのは往々にして、チームの参謀役として、どんな時でもクールに最適解を求めるモンだろ?
あっちのチームのパチュリーって奴の、爪の垢でも煎じて飲んだ方が良いぞ」

魔理沙「……そ、そこまで言う事ないだろ! 私だって……」

スッ……。

魔理沙「(あ。あれ……。森崎の今の仕草。何だか共感を覚えるような……?)」

魔理沙は当然ながら森崎に反発した。
偉そうに語っているが、要するにあいつも霊夢と同じく、高みの位置から自分を見下しているだけだと思ったからだ。
今日の試合開始からずっと拗らせていた霊夢への歪んだ想いが、魔理沙の思考をネガティブにしていた。
――森崎が無意識の内に見せた仕草が、魔理沙の眼に入るまでは。

森崎「(――はあーあ。腰の痛みにも慣れちまって来たなぁ。ジンジン痛むのが、気持ちよくなってきそうだ)」

魔理沙「(――森崎が無意識に腰をさすっている。まるでそこが痛むみたいに!
もしかして。……私が『ファイナルスパーク』の力を制御できないのと同じように。
森崎もまた、自分のガッツを限界以上に解放する大技に……身体が、追いついていないとか……?)」


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