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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】


[589]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/30(水) 00:40:44 ID:???

そんな霊夢の不信をよそに、森崎は力強くそう答えると、
誰も頼んでも居ないのに自身の考えた布陣について語り始めた。
猿山では声の大きい猿がボスになると言うが、
そうした意味では森崎は霊夢よりもよっぽどボスに向いていた。

霊夢「……ま、いいけど。どうせ負けるにしても、色んな方法を試してから負けた方が楽しいしね」

森崎「――ふざけろ。俺の辞書には敗北という文字は無い。勝利と、次の勝利があるだけだ」

霊夢の懐疑的意見を押しつぶす大声で、チームメイトを鼓舞する森崎。
こうした姿こそが、彼が外界で演じ続けて来た『キャプテン』なのだろうか。
こうした方法で、今まで彼は外界でのチームの秩序を維持し続けて来たのだろうか。

霊夢「(やっぱり変な奴。傲慢で実力主義で厭味ったらしくて、奇行が大好きだけど。
それでいて冷静で計算高い努力家で、ある程度の人望もある。
――あいつが外の世界の人間なんて信じられない。あれじゃまるで、幻想郷の――)」

……そこまで考えて、霊夢はこれ以上森崎に突っ込むのはどうでも良くなった。

森崎「ようし。それじゃ最後の動きについて確認するぞ! まず、FWは……」

森崎は結局、失点の事実など知った事かと開き直り、その強引な押しも利用した上で、
この次のキックオフに係る選手・フォーメーション等をゼロから考え出していく。
選手達の中には反発もあったが、しかしそれに対し逐一それなりに納得の行く理由を返していくと、
自然とそうした声も小さくなって行き、いつしかメンバーは森崎の下、自発的に新たな布陣を敷いていった。
そして――。


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0ch BBS 2007-01-24