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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】


[71]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/04(金) 00:51:52 ID:???
魔理沙も負けじと飛び込みながら右脚を振り抜き、白い虹色の熱線を撃ち放った。
それは大きな雷を帯びた陸の右脚と互角にぶつかりあい、火花を周囲に撒き散らしながらせめぎ合う。

魔理沙「(……そうだ。でも、その時の森崎の答えは全く論理的でも何でも無かったんだ。
『理屈じゃないな。勝ちたいって言うのは感情や本能であって、それがそのまま精神力になっている』
――とか言って。その時は私もえらく怒ったモンだ。そんなの、当たり前すぎるじゃないか! とか言ってさ)」

ドゴゴゴゴゴゴゴゴ………バチバチバチッ……グググッ……!

陸「ア、ググ……!」

勝負は僅かに魔理沙の優位だった。
元々『ファイナルスパーク』に拘らずとも、彼女のシュート力は幻想郷でもトップクラスだったし、
陸の方は前半のオーバーワークによる疲れが回復仕切っていなかった。
そのため、ペナルティエリアでの攻防は、少しずつ魔理沙の放った光の方が大きく膨れていった。

魔理沙「(……だけど。その後森崎に同じ事を逆に聞かれた時。あの時の私は何も答えられなかった)」

――そして同時に、これまで心の中に膨れ上がっていた、自分の心の中の蟠りの原因も、
シュートが放つ一瞬の閃光に照らされて、ハッキリと明らかになっていった。
霊夢への苛立ち。『ファイナルスパーク』への拘り。幻想郷一のFWであり続けたい理由。
それは全て、森崎によるこの問いかけに対する答えに繋がっていた。


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