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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】
[76]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/09/04(金) 01:00:18 ID:???
霊夢「(――魔理沙はきっと、この次に私がどう出るかを知ってた上で。
それで今、こうしてボールを打ち上げたのね、きっと。
……私が一番したくない事をやると思うなんて。頭がどうかしているわ)」
フワッ……。
純粋な笑顔を浮かべる魔理沙に対し、今度は霊夢の表情が濁る。
それは罪悪感か、それとも自身への嫌悪感か、あるいは博麗の巫女としての「機能」によるものか。
兎に角ハッキリ言って嫌な感覚だったが、魔理沙はそれでも自分を認めるように笑ってくれている。
そう考えると、霊夢は緩慢に空へと浮かびながらも、どこか安心したように、天性を夢想へと委ねた。
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!!
地響きを上げながら時速三百キロの速さで動く真紅の光条。
レミリアとフランドールが放った『トランシルヴァニア』は、例え森崎が相手であっても、
5割以上の確率でゴールを割られるのでは無いかと霊夢は思った。
……が。その可能性は自分が居る限り存在しない事も知っていた。
その証明のため、霊夢は無機質な表情でこう呟いた。
―――霊夢「……『カウンターシュート』」
オオオオオッ…………バギュンッ! ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッ!
地響きをそのままひっくり返したような爆音。
それは霊夢の一言によって、そのベクトルを大きく180度変換させた。
そして、このシュートこそが――魔理沙がこの試合で出した答えに対する、霊夢なりの返事だった。
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0ch BBS 2007-01-24