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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】


[771]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/07(水) 00:29:11 ID:Ec6Jaiqs
★霊夢の判断→ スペード4 ★
ハート・スペード→霊夢「魔理沙、……お願い。「ファイナルスパーク」で決めて!」

霊夢「……」

霊夢はこの時、迷っていた。
純真な顔でパスを要求する自分の相棒に、果たして本当にボールを渡して良いのか。
それが彼女の破滅に繋がると知っていても、またそれが彼女の夢であると知っていても、
霊夢の脚は一旦止まってしまっていた。

中山「(霊夢さんが動きを止めた。このままなら、タックルに行けるか!?)」

タタタタッ……!

魔理沙「お、おい。霊夢! どうしたんだよ。迷ってる暇は無いってば!」

そうする間にも、中山は霊夢の元へと下がりつつあった。
先程は攻撃の為に中盤上がり目の位置にまで上がっていた中山だったが、
天子のオーバーラップから霞のパス。そして霊夢のフォローとまで来れば充分に余裕は出来ていた。

霊夢「(この試合は単なる退屈な大会の、退屈な決勝戦じゃない。
紫が言うに、この試合は幻想郷の秩序を、理を安定させる為に組まれた壮大な異変解決の儀式。
だったら、私はどんな手を使ってでも、成功させなくてはいけない。
……だから、魔理沙の脚がどうなろうが知ったこっちゃない。私は勝てればそれで良い。それだけの筈なのに)」

しかし霊夢はまだ躊躇いを見せていた。
それは幻想郷の秩序を守る博麗の巫女として、これまで数多の人妖を屠って来た彼女らしからぬ行為だった。
――が、結論から言うと最後には霊夢はボールを蹴り出した。


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