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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】


[84]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/09/05(土) 02:15:58 ID:???
     魔理沙「……私はどうして努力を続けるのか。どうして何度挫折をしても、辛い目に遭っても。
  自分の才能の無さに絶望しても。それでも尚、希望を持ち続けられたのか。その理由は、こうだったんだ」

          ………グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!

          魔理沙が静かに、しかし決意と覚悟を持ってその右脚を振り上げた。

     魔理沙「私は……小さい頃から自分こそが、この物語の主人公だと信じて疑わなかった。
       だけどそれは同時に、「本当の主人公」に対する、憧れでもあった……んだと思う。
     自分も主人公になれば、そいつと対等に話せる。対等に戦える。対等にサッカーが出来る。
           ――きっと、心の奥底では、そんな事を夢見ていたんだと思う」

         霊夢「――知ってたけど。こうして聞くと……あんたって、ほんとバカね。
        ……そんなあんたにボールを渡しちゃってる私も、かなりのバカだと思うけど」

        魔理沙はそこで、悲しそうな眼で自分を見つめる霊夢に視線を合わせる。
        口先では相変わらず皮肉を呟いてはいたが、表情には躊躇いがあった。
         気にせず、魔理沙は振りかぶった足に魔力を籠めながら語り続けた。

                ゴオオオオオオオオオオオオオオッ……!

        魔理沙「私が努力を続ける理由。それは――私が、「本当の主人公」に……。
               霊夢。お前に並び立てる存在でありたいからだ!」

          オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ……!

   魔理沙「私が今から放つこのシュートは――お前の『カウンターシュート』や『夢想封印・瞬』や。
                もしかしたら『夢想天生』にも負けない威力がある。
           つまりさ……このシュートはこれまで叶えて来た私の夢の中でも、
           最高に大きくて、最高に幸せな夢である事に間違いないんだよ!」


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0ch BBS 2007-01-24