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【楽園の未来】鈴仙奮闘記31【映す試合】
[94]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/09/07(月) 00:17:02 ID:???
魔理沙は霊夢の言葉を聞いて、苦痛にゆがんだ顔を更に歪めて笑顔を作り。
目から一筋の涙を零しながら、こう誇らしげに言ってやった。
魔理沙「まあな。なんせ私はお前の相棒で、この物語の主人公なんだから。
――この位、……ッ、普通だぜ!」
今も痛みをこらえていて、明らかに普通では無い表情と声色と態様の魔理沙。
その姿は客観的に見て惨めで哀れなものだったに違いない。
しかし、それでも――『霊夢に並び立ち活躍すること』を夢として来た彼女にしてみれば、
今はまさしく、彼女の夢が叶った瞬間だった。だが、欲張りな魔理沙はこれだけでは飽き足らない。
魔理沙「(――これで終わりじゃない。まだこの試合だって20分近くあるし、
一番大事な事として、まだ決勝戦や、大会後の世界大会が控えているんだ。
まだまだこれから。このまま点差を維持してレミリアにほえ面をかかせて。
決勝戦でも活躍して、うどんげの奴をぎゃふんと言わせてやって。
それで……私が霊夢と肩を並べられる名プレーヤーである事を世界に証明しなくちゃ……な)」
パタリ。
激痛と疲労により薄れゆく意識の中、遠い未来の戦いにまで想いを馳せながら。
如何なる逆境や状態であっても全力以上の力を発揮する『不屈の主人公』は、
その物語の最終章を目の前にして、まずは一旦の休息に入った。
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0ch BBS 2007-01-24