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キャプテン森崎オールスターモード


[40]2 ◆vD5srW.8hU :2015/09/09(水) 11:15:43 ID:eOyR+YOM
関係者達にとっては真に有難い事にこの試合はイベントとしては大成功だった。
収容人数は5万人だったがチケットは瞬く間に売り切れ、入り切れなかったファンは手近なテレビに齧りついた。

アルシオン「(観客の入りはまあまあの様だな)」

幸か不幸か、アルシオンはそれを超える収容人数8万人のスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァを
ホームスタジアムとするACミランに所属していた為それをプレッシャーに感じる事はなかった。
元々誰もが認める豪胆の持ち主たる彼なら例え観客が100万人居ても動じなかったかも知れないが。

アルシオン「(だが日本人は若作りのまま老けていく確率が高いそうだから、最初から期待するだけ無駄か…)」

尚、アルシオンが動じなかったのは全く別のくだらない理由だったと言う邪推も存在する。

アルシオン「(それよりも今は…)さて、改めて言うまでもないがイタリアユースのマルク・アルシオンだ。
今回は俺が選抜機関の選択に従いキャプテンを務める。異論のある奴は居るか?」

アルシオンにとってスタジアムの熱狂よりも重要な事。
それは実態は非常に豪華な寄せ集めでしかない即興の“ドリームチーム”の手綱を握る事だった。
なにせこの試合、監督は存在しない。全ては選手達が自分で決めると言うある意味非常に乱暴な企画なのだ。
何故こうなったかと言うと“監督選びがとんでもない混迷を極め、時間がなくなってしまった”
と言う身も蓋も無い大人の事情があるのだが、やはりそんな事情はアルシオンにはどうでもいい事である。

今目の前に居るのはいずれも一騎当千の選び抜かれたスター選手達。
キャプテン経験者も数多く居り、アルシオンに私怨を抱く者すら居る。
彼らが果たして素直に言う事を聞く物か?そうでなければ如何にして言う事を聞かせるか?
それがアルシオンの今の懸念事項であり、各々の反応を見定めるべくクールな瞳を順繰りに巡らしていく。

結論から言えば、アルシオンの懸念は杞憂に終わった。


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0ch BBS 2007-01-24