キャプテン森崎オールスターモード

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キャプテン森崎オールスターモード

[42]2 ◆vD5srW.8hU ：2015/09/09(水) 11:27:56 ID:eOyR+YOM
カルロス「とりあえずは指示に従うが…おかしいと思ったら口を出させてもらうぞ」

コインブラ「同じくだ。お前がキャプテンに最適と証明された訳ではない」

日向「お手並み拝見って奴だ。精々上手くやってみせろよ？」

中立、と言うよりは値踏みしてきているのがカルロス、コインブラ、日向の３人だった。
カルロスはブラジルユースで立派にキャプテンを務めた為に優等生的な性格と言えど
アルシオンがキャプテンになった事に何も感じない訳ではない。
コインブラは自分がキャプテンを務める気はないにせよ、素直に他者に従うタイプではない上に
カルロスのキャプテンシーを最も身近に見てきた為そう簡単にアルシオンを認める気はなかった。
日向に到っては誰の下にもつく訳がなく、虎視眈々と下剋上を狙うのが生き甲斐の男である。

それでもこの３人はいきなり不満を表明した訳ではない分、次の二人よりはマシだったかも知れない。

ディアス「あーもう、なんでよりにもよってお前やレッドカード野郎の居るチームなんだよ。
ヒューガも居るし、ブラジルの連中も多いし…あー、こんな試合にも出なきゃいけないなんて天才は辛いねぇ」

アルゼンチンのファン・ディアス。彼はワールドユース大会でイタリアユースに大きく後れを取ったが為に
アルシオンとジェンティーレに恨みを抱いていた。特に自分を負傷させたアルシオンをキャプテンとするのには
かなり不満がある様で、“絶対１００倍にして返して貰うからな”と書いてある表情を隠そうともしなかった。
更に以前試合中に削られた日向や立場的に仲良くできる筈もないブラジルの選手達が居ては不機嫌にならない訳がない。

ポブルセン「ケッ！！」

だがディアス以上に不満を露わにしているのはドイツのポブルセンだった。
彼は元々誰がキャプテンでも不満なのだろう。だがしかし自分がキャプテンをやる気など毛頭ない。
そんな事より周りに憎きブラジルと日本の選手達が多いのが気に入らない。
そもそもこんなお祭り騒ぎなんかに出たくない。何故ならそもそもサッカーその物が嫌いなのだから。
そんな理不尽を絵に描いた様なポブルセンが居るお陰でディアスの態度も軽口程度にしか見られていなかった。

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