【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】

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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[178]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ ：2015/10/20(火) 00:36:41 ID:???
実況「霊夢選手、ゴ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ル！
そして、全幻想郷選抜大会のファイナルマッチ。その前半が終了しました！
経過は多くの予想を覆し、永遠亭ルナティックス有利の３－１！
博麗連合はゴールを挙げてなお、２点差を追う展開と苦しい展開が続きますが、
それでも３点差と２点差の違いは非常に大きい！　後半戦には大逆転が起きるかもしれません！
何はともあれ、後半戦は大いに期待できそうです！！」

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！！」
「霊夢！　霊夢！　霊夢！　霊夢！」「やっぱり巫女さんは強いなー」「ですよねー」「カグロットー！」

中山「……ッ！（何も、出来なかった。これが『博麗の巫女』とやらの本気……！）」

慧音「（果たして後半戦。２点のリードを堅持し続けられるのだろうか……）」

佳歩「（鈴仙さま、かなり疲れてるみたい。私も、もっと頑張らないと……！）」

霞「（何度シミュレートしても、この試合の勝率が浮かんできません。
それに、博麗連合はきっと前半戦で見せた他にも攻めの手を隠し持っている筈。
……最後の１秒まで油断できない試合って、こんな試合の事を言うんでしょうね）」

鈴仙「……はぁ、はぁ。……皆。ハーフタイムよ。一旦、控室に戻りましょう……」

――そして、霊夢が引き起こした大きな風は、ルナティックスに傾いていた天秤を傾けるに充分だった。
無論、これまでも鈴仙を始めとしたルナティックスメンバーは何点差だろうと、
博麗連合の実力を見誤る事はしないと心がけ、また実際にそうしたプレーを見せていた。
しかし、博麗霊夢という少女の存在感は、彼女達のそんな涙ぐましい努力を一笑に付すに相応しかった。
鈴仙は結局、茫然とするチームメイトを控室まで戻るよう指示する程度の事しかできなかった。

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