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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】
[228]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/10/25(日) 01:10:17 ID:???
森崎「自分の利権を守る為のサッカーか。ま、大人としては当然の事だがな」
紫「私は大人じゃなくて少女だけどね。
……とはいえ、勝利の為に例えば霊夢に全能力を+30させるアイテムを渡したりとか、
勝利と敗北の境界を弄って、負け試合を勝ち試合にしたりとか、そんな事はしないわ。
何故ならそれをしたって、霊夢の勝利にはならないんですもの」
霊夢「チートでルナティックをノーミスノーボムしたって、
それは凄いのは私じゃなくてツールになっちゃうからね。
……紫が目指しているのは、そんなイカサマじみた勝利じゃなくて、
100人中100人が見ても間違いない、どうにも反論できないような。そんな完璧な勝利……なんでしょ」
紫「そう。結果が物を言う外界とは違って、私達的にはそこに至る過程も大事だからね。
それに、だから私はこれまでも、『博麗連合の試合には』不要な介入を控えて来たし、
今回にしても、2点差という状況に憂きつつも、元気の出るお弁当を出す以上の事はしない。
――ね? 非常に公平でしょう、私?」
森崎「(――こいつ、まだ何か隠してそうだが……今は探る機ではないか)
――はいはい、公平だよ。フランスの審判並みに公平だ」
紫「分かれば宜しい。……さ、森崎君。お弁当、早く食べた方が冷えてなくて美味しいわよ?」
森崎は紫が自分に対し不都合な事を話していないと直感で気づきつつも、
紫が弁当を案内しだした所で諦めて話を切った。恐らく、彼女はこれ以上何も話す気は無いのだろうから。
そして森崎の憶測は当たっていた。
紫は霊夢に話した事を数点、森崎には話していない。
――例えば森崎の親友が現在異変を起こしており、この試合も異変解決の一幕である事など。
訝しむ森崎に確実に聞こえない事を確信し、紫は静かにこう呟いた。
紫「……森崎君。くれぐれも、自分の身体を大事にね」
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0ch BBS 2007-01-24