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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[319]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/29(木) 00:58:31 ID:pYJsq/xc
アリス「……あんたの脚を放っておいたとしても、この局面で大量消耗するシュートは頂けないわ。
輝夜がもしまた、あの反則セービングを公然と使って来るようだったら、私達の勝機は薄いのだから」

魔理沙「だけど、この位置からシュートを撃って仮に万一失敗したとしても、FWを上げない分、すぐに守備に戻れるだろ?
それに、自分で言うのもヘンだけど、私は逆境に立ってこそより力を発揮できると思うんだ。
それも……自分の限界すら超えて。本来なら撃てないシュートも、撃てるまでに。
――だから、撃たせてくれ、頼む」

アリス「………困ったわね(どうしよう。ここはOKする方が親密度は上がるのかしら?
それともやっぱりダメって言った方が、後々の友好イベントに繋がるのかしら……)」

霊夢「……駄目よ。――って言っても聞かないのがあんただからね。こっちも困った困った」

魔理沙「困ってくれるが良いぜ。特に意見が無い限り、私は撃つからな」

霊夢「(本当は止めたい……ような気もするけど。どうしても、言葉が思いつかない)
――分かった分かった。そこまで言うなら私は止めないから。そのかわり、決めなさいよ」

魔理沙「――霊夢。ありがとう。恩に着るぜ」

後半の方はもはや論理を欠いた、魔法使いを志す魔理沙らしからぬ暴論だった。
そんな切羽詰まった魔理沙に対し、アリスは返答に窮し、
霊夢は予想はしていつつも悩みと戸惑いを覚えるも、しかし器用だが不器用な彼女はその感情を言葉に出来ない。
霊夢達はそのまま、急かすように笛を吹く審判の指示に従い持ち場に付いて――。


                      ピィイイイイイイイイイッ!
          ――グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ……!

       笛の音が鳴り終わるのと、魔理沙が右脚を振りあげるのはほぼ同時だった。




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0ch BBS 2007-01-24