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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[346]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/10/30(金) 01:17:57 ID:???
バッ! ババッ!  ――バシュウウウウウウウウウウンッ!

つかさ「あ、あああっ……!」

慧音「(ボールに触れる事ができた! ……だが、触れるだけだった。
恐らく、精々がシュートの威力を僅かに弱めただけだろう。――やはり、駄目だったか……!)」

普段は勇猛なつかさが屈し、冷静な慧音が窮地の力を発揮する程に、そのシュートは優れていた。
――自分の夢が、お前達みたいな凡百の有象無象どもに、防がれて堪るか。
果敢にブロックへと出たつかさと慧音を等しく平等に吹き飛ばす程に豪快で無残なシュートは、
DF陣の間を通り抜ける際、そんな事を言っていたような気がした。
ただ単に強く早いだけではない。シュートに籠められた信念と意志の力の強さにおいても、
魔理沙の『ファイナルスパーク』は、他のシュートと比べて抜きんでていた。

輝夜「…………いや、普通に死ぬでしょ。コレ」

輝夜はこの時点で覚悟を決めていた。
今は自分のカリスマやらプライドよりも、純粋に自分の命の方が大切に思えた。
死なない蓬莱人とは言えども、やはり数千度の熱で全身を焼かれるのは痛いのである。
それに、チームプレイたるサッカーにおいて、
自分のプライドを理由に失点するというのはちょっとマズいかなとも一毛位は考えていた。

輝夜「――くぉら〜っ、ファン共! もっかいさっきみたくシュート防ぎなさい!!」

――それ故に、輝夜は半ば開き直ったようにそう叫んだ。
そうすると、まるでそれを予見していたかのように……観客席が割れた。


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