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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[542]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/05(木) 00:20:23 ID:???
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鈴仙「し、師匠ぉ……! もう試合続行不可ですよ! 早く魔理沙を治療しないと……!」

永琳「――この場においては、私が居たところで、医務室の天狗以上の施術は出来ないわ。
それに、彼女が命にも近い右脚を賭けて挙げた得点を、没収試合とする事で無に帰す事こそ、
霧雨魔理沙に対する愚弄となるのではなくて?」

鈴仙「そ、それは……」

――魔理沙はあの後、騒然とする観客の悲鳴をBGMにして、派手な退場を遂げた。
博麗連合に代わりに入ったのは名無しの妖精であり、
見るに何の特徴も無く、数合わせ要員である事が明らかに見て取れるが――今はそんな事は重要ではない。
鈴仙達ルナティックスメンバーもまた、目の前で起きたライバル選手の散り際を直視し、
失点以上に驚きと動揺を隠せないでいた。

中山「――サッカーは危険なスポーツだ。
力を欲した者はしばしば、彼女のような末路を辿る事は少なくない。……俺も、紙一重でああなっていた」

パスカル「……エイリンさんの言う通り。マリサが倒れたところで、試合は終わらない。
俺達は、前に進み続ける必要があるんだ」

鈴仙「な、中山さん。……パスカル君。わ、分かったわよ」

しかし、サッカーの厳しさを知る中山やパスカルは、鈴仙程には動揺していなかった。
あるいは、内心で動揺していつつも、そうする事の無意味さを理解していたのかもしれない。


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0ch BBS 2007-01-24