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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】
[564]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/11/07(土) 23:38:03 ID:???
〜モリヤスタジアム・上空〜
藍「紫様、もはや結界の歪み、ズレ、破綻は無視できないレベルです!」
紫「……そう」
藍「無礼は承知で申し上げますが、紫様の計画は……完璧に破綻しました」
紫「…………」
観客達の熱狂は、幻想郷と外界とを隔てる結界にも干渉し始めていた。
そもそも幻想郷の結界というものは常識の境界。
外界において常識があるなら、非常識が幻想郷の理となり。
外界において否定された存在があるなら、それは幻想郷において肯定され存在し得る。
そして外界において、ある常識や存在の否定の度合いが強くなれば強くなるほど、幻想郷の境界は強くなる。
藍「異変の元凶である中山政男は当初、外界における常識――努力の概念や種族間の平等――を幻想郷に持ち込んだ。
鈴仙・優曇華院・イナバは中山政男が持ち込んだ常識を拡散・強化させた。
アラン・パスカルがこの二人を強化したという件については、今回は据え置くとして。
それら一連の行為は、幻想郷と外界との常識の均一化を図るという時点で、結界の弱体化に繋がりました」
藍は黙して動かぬ主に対し、これまでの現状を整理するかのように語りだす。
藍「また、中山政男の思想は、幻想郷の人間と妖怪の在り方についても変革を及ぼすものでした。
努力すれば、弱い人間でも、強い妖怪に勝てるという思想は、
人間は妖怪を恐れ、妖怪は人間を襲う。そして異変は巫女が解決するという、幻想郷における秩序に影響を来します。
そうなるといずれ人間は成長し、内側から結界の破壊を行う事になるでしょう。今の観客達のように……。
――結界そのものへの直接攻撃と、結界の内側に暮らす住人を介した間接攻撃。
この二つの力により、幻想郷の秩序と、それを支える結界には大きな負荷が掛かっております」
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0ch BBS 2007-01-24