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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[565]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/07(土) 23:39:30 ID:???
紫「藍。話が長い。……それでどうして、私の計画が破綻と言うのかしら?」

藍「――失礼しました。紫様の計画について、話を戻します。
紫様の計画は、先程に申し上げた二つの力を防ぐために設けられたものです」

紫の発言には普段の叡智に溢れる鋭さは無かった。
しかし彼女からの鈍い叱責を受けてもなお、藍は主への忠誠を失う事なく続ける。

藍「紫様は、中山政男の思想が陳腐なものであると認定するため。
そして『異変は巫女が解決する』という、幻想郷の秩序の形を再現するため、この、全幻想郷選抜大会を開催しました。
……いや、当初はもっと大きな計画だった筈です。
世界の強い人間を集めた大会を更に開き、それを霊夢率いる幻想郷選抜メンバーが倒す。
それにより、幻想郷の秩序を再確認し、結界をより強固なものにするという」

紫「……そうね。そうだったかしらね」

藍「――ですが、現実は違った。
中山政男の思想は受け入れられ否定されず、巫女は異変を解決できなかった。この試合展開が、全てを物語っています。
また、それだけではありません。私達の敵は、中山政男だけではありませんでした。
豊聡耳神子が中山政男の思想を一部利用し人間を煽り立て、
日向小次郎がヒューガーという企業を介し、幻想郷の資本主義化――外界の常識との同化――を助長した事実は、
中山政男程の影響力こそ無いにせよ、結界と幻想郷の住人に大きな影響を与えています」

藍は紫の衰弱は、乱心はヒューガーが原因であると断じた事もある。
彼らの高い科学技術が、幻想と現実との境界を誤らせ、恐怖を否定したのではないか――と。
確かにその側面は否定できないにせよ、今の彼女はそれだけでは説明が付かないまでに衰弱しているのだが。


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0ch BBS 2007-01-24