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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[571]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/08(日) 20:56:47 ID:???
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〜モリヤスタジアム・フィールド〜

鈴仙「(――もうすぐで終わる。私達永遠亭ルナティックスの、長い戦いが……!)」

試合時間がロスタイムを残すのみとなり、ルナティックスメンバーはいよいよ、
優勝の二文字が現実味を帯びて来た事に対し、静かに色めき立っていた。
試合は現在4−2。万一、ここで仮に失点をした所で次にボールが渡るのはルナティックス。
そしてその時、試合時間は恐らく3分と残されていない。

鈴仙「(最初はどうなるかと思った。純粋な強敵も居れば、搦め手を使ってくる敵も居た。
だけど、……そのどれにも、私達は結束して、辛うじてでも勝ち抜いて来た)」

サッカーにおいて、最後の1秒まで気を抜いてはならない。
そう知っている鈴仙でもこうしてパスを回している最中、脳裏にこれまでに対戦したライバルとの思い出が浮かんでくる。

初戦ながらも、大会トップクラスの実力を持つ風見幽香とレティ・ホワイトロックを擁する、雑魚妖怪チーム。
古明地さとりを中心に、尖りつつも団結した結束を見せルナティックスを苦しめた、地霊殿サブタレイニアンローゼス。
自らの進むべき道に思い悩み、最後には鈴仙と袂を分かつ決心をした妖夢が属した、西行寺亡霊連合。
帰って来た中山により勝利こそしたが、決して一筋縄では行かなかった、守矢みらくるず。
一芸特化の選手や場外戦術を活かし、ルナティックスを一度は敗北の窮地にまで追い込んだ、聖徳ホウリューズ。
そして――。

鈴仙「(――そして。私達は今、博麗連合にすら勝とうとしている。
博麗霊夢を中心とする圧倒的な中盤を制し、霧雨魔理沙による爆発的なシュートを二度も防ぎ、
森崎有三の超強力なセービングを掻い潜り4得点を挙げ――この大会に、優勝しようとしている!!)」

――これまで鈴仙が辿って来た道は決して平坦では無く、途中には数多くのスランプ、挫折、仲間への不信があった。
しかしそれでも、鈴仙は自分の力で、時には仲間の力を借りて、ここまでやって来た。
そして、一旦のゴールは……今、目前に迫っていた。大会優勝という、未だかつてない大きなゴールが。


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0ch BBS 2007-01-24