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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[597]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/08(日) 23:43:42 ID:QDEnGUqU

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ギュウウウウウウウン……!

藍「何だこのシュートは……! 化け物染みた威力もそうだが、この実体の無さは……恐ろしい!」

霊夢が起こした大旋風は、スタジアムの上空数百メートルにまで届いていた。
上空で紫と共に試合を観戦していた藍は、自身の足元近くにまで舞い上がったボールを見て、改めて驚嘆する。
紫はその様子を見て、満足気に頷き……彼女が成し遂げた、『半分』の成功について言及し始めた。

紫「――霊夢の才能は、これまでの博麗の巫女の中でも最高クラスだった。
だけどその一方で、あの子は博麗の巫女として、やや人間的過ぎるきらいがあったのよね。
あれじゃあ見ず知らずなルール違反の易者を殺す程度ならともかく。
自分の友人とかが相手だと、ルール違反をしても、巫女としての仕事を全うできない可能性があったもの」

藍「紫様、まさか。 貴女が達せられようとしていた、もう半分の計画と言うのは……!」

紫「ええそうよ、藍。私は貴女が言うように中山政男を押さえ、幻想郷の秩序を守ろうと奔走していた。
その結果は殆ど失敗に終わったけれど。でも、もう一つの計画は無事に成功――いや、予想以上の成果が出たみたい」

藍「貴女はそれすら見越して、博麗連合に森崎有三を置いたのですね……!
霧雨魔理沙共々、危険性の高い彼を捨て駒に堕すだけではなく。
森崎有三によって霧雨魔理沙の破滅を促し、その絶望によって、博麗霊夢に巫女の本分を思い出させる為に……!」

紫「さてね。全ては偶然のフリをした必然よ。――それより藍。このシュートを御覧なさい?
あれが博麗の巫女の本来の力よ。あれさえあれば、ここから巻き返す事も。
全てを無かった事に出来るのも、意外と容易い事だと思わないかしら?」


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0ch BBS 2007-01-24