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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】
[601]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/11/08(日) 23:49:24 ID:???
――ピィイッ、ピィイッ。
……ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!
そこから力強く短く2回。最後に、高らかに1回だけ、長く笛を鳴らし続ける。
中山「……終わった、か」
鈴仙「終わっ、た……?」
それは、鈴仙達永遠亭ルナティックスがこれまで願い続けて来た勝利の福音。
霊夢達博麗連合が聴きたく無かった破滅の喇叭。大会終了のホイッスル。
そう、勝負はこれで――完全に決したのだ。
静まり返るスタジアムの中、実況の男性は満を持してこう宣言する。
実況「試合、終了……! 試合は、4−2で、永遠亭ルナティックスの勝ち!!
長く続いた全幻想郷選抜大会! その優勝チームは、永遠亭ルナティックスに決定しました〜〜〜!!」
――ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
瞬間、観客席は爆発した。いや、フィールド上も同時に爆発していた。
博麗連合のメンバーの悲鳴と、永遠亭ルナティックスの歓声によって。
鈴仙「――やった。やったよ。私でも……私達でもやれたんだ……!」
最後の大きな壁であった霊夢を乗り越えて、鈴仙は自分が山の頂上へと上り詰めたのを感じた。
いや、正確には自分「達」だ。自分一人では、間違い無くここまで来れなかった。
魔理沙の、森崎の存在の大きさを実感し、そこに至らず思い悩む自分はまだ残っている。
しかし、自分達が上り詰めたこの山の高さは、そしてそこから見える光景の美しさは変わらない。
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0ch BBS 2007-01-24