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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[612]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/11(水) 01:43:12 ID:???

――永遠亭ルナティックスが優勝した。
その単純だが偉大な事実に、鈴仙の仲間達も喜びや感動や達成感。
それだけでは語れない様々な想いを噛み締めていた。

佳歩「凄いです、鈴仙さま! 私達、勝った! 勝っちゃいました!! し、信じられなくて涙がでそうでずっ!」

てゐ「出そうじゃなくて、涙が出てるってのに。……ま、これには私も驚きだわ。またこれで長生きできそ」

ツートップとして鈴仙の相棒を自称し続けて来た佳歩は、
今回の大舞台で鈴仙の隣に立ち戦い、勝利を遂げた事に感極まって泣き出して。
それをやれやれと窘めるてゐもまた、その言葉とは異なり興奮を隠せないでいる。

パスカル「凄い歓声だ。やっぱり、大会で優勝するってのはこれ以上に無い何かがあるな。
……と。こうした時でも冷静で居たい俺だが――正直、我慢できないな。叫ぶか」

中山「おう、叫べ叫べ!(――そういや、大会で優勝したのは小学生の時以来か。
あの時は森崎が隣に居たが、今あいつは敵陣に居て。そして――何を考えているのだろうか。
……なんて、そんな事を考えている時点で、アイツへの良い侮辱になるかな)」

パスカルは努めて冷静に振る舞おうとするも、年相応の少年に戻り、最後の方は兎に角喜びの雄叫びを挙げるのみで。
中山はそんなパスカルを見て笑いながら、一方で自分とは向こう側のフィールドで蹲る親友に想いを馳せている。

妹紅「凄いよ、慧音。こんなに人が居て、こんなに人が叫んで。皆も頭がおかしくなっちゃって。
……これが、生きてるって事なのかしら」

慧音「――そうだよ。妹紅。そして私もお前も生きているんだ。こんな時位は、堅い事は抜きにして喜ぼう」

妹紅は観客の、チームメイトの感情の高ぶりを感じて引いた視線を投げかけるも。
慧音はそんな妹紅の肩に手を当て、悪戯っぽくそう提案をして。


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