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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[670]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/15(日) 18:23:54 ID:???
鈴仙「あの、師匠。何か……」

永琳「――ウドンゲ、始まるわ」

鈴仙「えっ?」

鈴仙は慌ててその理由を伺おうとすると、永琳は短くそう言い。
――そして、立ち上がった。

永琳「私は大きなミスを犯していた。そして今の今まで、これに気付いていなかった……」

鈴仙「? ……し、師匠?」

永琳はブツブツと言いながら上空を眺めている。相変わらず気持ちの良い秋の青空だ。
観客席の平和な熱気は止まず、実況が阿求に代わり、鈴仙のMVP受賞理由
(大会で得点王、優勝チームのゲームキャプテン等、内容的にも無難なものだった)
を語りながら、改めて今大会の振り返りと次大会の展望を述べている。何も変わりはない。

鈴仙「大会の表彰式以外、何も始まる様子がありませんが……」

輝夜「いや。確かに私も感じるわよ。イナバ、あんたも波長を手繰ってみなさい。
ああ、観客とかのじゃないわ。この幻想郷そのものが発する、一定の周波数がある筈よ」

鈴仙「は、はい!」

鈴仙は輝夜の指示に従い、瞳を通じて周囲の波長を読み解く。
あまりに雑多な波長が多く、それには結構な時間が掛かったが……やがて、
輝夜が言ったような、『この幻想郷』そのものが発する微弱な波長を探し当てると。

鈴仙「……! こ、これは。まるで末期の患者の心音みたいに……。
波長が大きくブレながら、小さく収束している……!?」


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