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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】
[682]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/11/15(日) 23:44:02 ID:???
〜モリヤスタジアム跡・上空〜
藍「な、なんたる事だ。結界が壊れ……それだけじゃない。幻想郷中に渦巻く、この濁流のようなエネルギーは……!」
勝者を称えるスタジアムが一転、地獄の様相と化した時も尚、藍は上空から動けないでいた。
紫「……フフ」
そして藍とは対照的に、紫はこの災害を機に、明らかに生気を取り戻していた。
藍「紫様。これは一体どういう事なのですか……!?」
紫「八意永琳のミスのお蔭よ。彼女がやり過ぎてしまったから、この厄災は起きた。
そしてお蔭で私は――ほら。厄災が齎したエネルギーを吸い取って、この通り元気になっちゃった。
これで心置きなく全力で、彼女達を潰し。そして、元通りの幻想郷を取り戻す事ができるわ?
勿論、私の考えた、最強の幻想郷ベストイレブンでね」
藍「ゆ、紫様……?」
そう高揚した風に話す、眼前の女性の外見は、間違い無く藍が良く知る八雲紫だった。
しかしその一方で、彼女は明らかに変わっていた。
瞳からはおぞましいまでの狂気に溢れ、それを操るのは理性でも無く単なる憎しみ。
これまでも衰弱した紫は狂気や妄執を持ち合わせていたが、今のそれには遠く及ばない。
紫「――藍。行くわよ。どうせ『彼ら』も出張っているんでしょうから、顔見せに行かなくちゃね」
藍「は……はい(――何だ、この違和感は。
これまでは単に「衰弱」と一蹴していただけの紫様の狂気が、今はとてもおぞましく感じる……)」
八雲紫でありながら、八雲紫で無い何かが、ここに居る。
藍はその存在に怯えながらも、忠実な式として紫に従い地上へ、――観客や選手の避難する広場へと降り立った。
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0ch BBS 2007-01-24