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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】
[687]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/11/16(月) 00:01:10 ID:???
鈴仙「(……中山さんの事は心配だけど。今は私にだって、心配事がある)」
何故なら――鈴仙の本音としては、今は中山の事を気遣う程の心の余裕が無かった。鈴仙はチラリと永琳の顔を見る。
永琳「……」
永琳は氷のような無表情を崩さずに、小さくコクリと頷く。それが合図だった。
鈴仙「――ごめんなさい。私、先に部屋で休んでいるわね」
スッ……。
鈴仙は一同に会したチームメンバーを尻目に部屋を出た。そこから暫くすると永琳も同時に部屋を出て、鈴仙と目が合った。
永琳「――昼間の約束の件。覚えていてくれたのね」
鈴仙「……はい。忘れたくても、忘れられませんよ。気がかり過ぎて」
鈴仙は永琳と少しの会話を交えながら、彼女の研究室兼私室へと向かった。
……それが、今日の夕刻。紫が去った後の広場にて、鈴仙が永琳と交わした約束だったからだ。
永琳はあの時、こう鈴仙に話していた。
――こうなってしまった以上、私は貴女に全てを話す必要がある。今夜、私の部屋に一人で来て頂戴。
……そしてできれば、その場で教えて欲しいわ。貴女が今後、どうした道を歩みたいのかを。
ギィ……。
永琳は表面的には普段通りにドアを開けた。鈴仙は緊張を隠せないままにそれに続いた。
そして二人が研究室の椅子に座って、暫くしてから――永琳が、重々しくこう口を開いた。
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0ch BBS 2007-01-24