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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[694]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/18(水) 01:06:32 ID:???
永琳「優秀な玉兎は、我ら月の民を模倣した、神にも近しい能力を備えている事が多い。
たとえば、人が触れざる異次元を操り、弾丸を撃ち放つ能力を持つ玉兎。
たとえば、「団子を食べる程に強くなる」等自己暗示を具現化させ、世界の秩序をも変革させる能力を持つ玉兎。
そんな中で貴女は、波長を管理・操作するという。玉兎の中でとりわけ優れた能力を持っている」

永琳の視線が机上の書類から鈴仙の瞳へと移る。先程までは後悔が見え隠れた視線を向けていたが、
今この時に限って、彼女の視線はまさしく神が全てを見通すかの如くだった。

永琳「私と初めて会った当時の貴女はまだ、その力を誇りながらも満足に使いこなせていなかった。
精々が他人の気質の波長を狂わせたり、五感の一部を狂わせるのみに過ぎなかった。
貴女はそれで満足していたでしょうけど……私はその時から、貴女の能力は「使える」と思っていた。
いずれ貴女が瞳を成長させ、より多くの波長――エネルギーをため込みコントロール出来るようになれば、
世界の大改変とて不可能ではない。……それが貴女の持つ力の、本当の意味よ」

日頃の口調よりは柔らかいとはいえ、永琳の口調は断定的だった。
鈴仙が何かを話すよりも先に、永琳は話題を鈴仙の力についてから、自身の計画の全貌へと移す。

永琳「そして、その事実に真っ先に気付いたからこそ――私は計画を始めた。
鈴仙・優曇華院・イナバを利用し、莫大なエネルギーを自らの管理下とするための遠大な計画を。

――もっとも、計画がどんなものであったかは、今の貴女もおぼろげに理解できる筈だけど……改めて説明しましょうか。
まず、この計画は三つの工程に分けられるわ。
一つ。膨大なエネルギーをため込んだ存在を貴女に引き合わせて、貴女の力を成長させる。
二つ。成長した貴女を利用しつつ、より大きなエネルギーを発生させる。
……たとえば、既存の秩序を打ち壊すような、歴史的勝利を果たすなどでね。
そして三つ。私が貴女の瞳に溜まった、莫大なエネルギーを回収する」


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0ch BBS 2007-01-24