※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】
[695]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/11/18(水) 01:07:34 ID:???
永琳「――この計画の結果については、貴女も良く知っているわね?
中山政男は、一つ目の工程を達成するためには充分すぎる存在だった。
二つ目の工程も、貴女は当初の心配を乗り越え無事に達成してくれた。
三つ目の工程については……語る必要が無いわね。
本当に技術的。失敗や成功も無く、私がいつでも手を下せるだけだから」
鈴仙「……私は」
そしてここまでの説明を聞き、鈴仙はこの時点で漸く、永琳が最初に謝った意味を理解した。
永琳は鈴仙の「波長を操る程度の能力」のポテンシャルを知っていた。
だからこそ永琳は、鈴仙のこれまでの物語を作り、演出した。
その行為がどれだけ許されざる事か。
――これまで人一倍の涙を流し、人一倍の喜びを味わった鈴仙は、
今日の災害の意味等に関する疑問符を消すよりも先に、永琳に噛みついた。
鈴仙「……私は結局。師匠の計画を達成するために、貴女の掌の上で踊り続けて来ただけなんですね。
私だけじゃない。中山さんも、パスカル君も、佳歩達も……もしかしたら、八雲紫や日向小次郎。豊聡耳神子でさえ。
師匠が作ってくれた、『私が主人公になれるストーリー』の筋書きに従わされて来ただけなんですね……!?
――プロジェクト・カウンターハクレイも何もかも。私の活躍や幻想郷の今後には興味がなく。
ただ単純に、私がその、波長エネルギーの優秀な器として成長する為の実験にしか過ぎなかった!」
永琳「……半分はノーで。半分はイエスと言えるわ」
鈴仙「……!」
永琳は鈴仙の反応を予想していたらしく、机上にあった無関係な診療録に視線を戻した。
神々に相応しい万能の目は、鈴仙が真実を見抜いた事により失われ。
そこには後悔に暮れる、年相応の女性が一人座っているだけだった。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24