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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[719]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/24(火) 00:17:55 ID:???
鈴仙を利用して莫大なエネルギーを得ようと画策した永琳。
計画は途中まで思い通りに進んだが、正体不明のイレギュラー的な存在が紫に介入し、事態は深刻化した。
そのイレギュラー的な存在とは即ち月に封じられし強大な怨念であり、『純狐』と呼ばれているらしい。
……ここまでの話を要約すると、こうなるだろうか。
しかし永琳はここまで長く語ってなお、肝心な点を未だ明かしていない。

藍「紫様を狂わせ、変貌させたのは『純狐』たる月の狂気。それは良く分かりました。
しかし、失礼ながら私が知りたいのはそれだけではない。
――私は、どうすれば紫様を元に戻せるのか。その具体的な方法を知りたいのです」

紫の狂気の、幻想郷の危機の原因については良く分かった。
では、その原因に対し我々はどう対処すれば良いのか。
藍が今一度切実に永琳に問いかけた事は、今回の話の核心だった。

永琳「狂気とは即ち、常軌を逸した波長の集合体を意味する。だから、その波長を中和し、分解してしまえば問題無いわ」

そしてこれまでの長い説明とは裏腹に、核心について永琳は単純に応えた。
また、永琳が意図的に答えなかった『どうやって』に対する答えについても自ずと示されていた。
――少なくとも鈴仙にとっては、示されているように思えた。

鈴仙「――師匠。その波長を中和して分解するって言うのは、ひょっとして……」

永琳「……ええ。貴女がこれまでに瞳に蓄えて来て、これからも蓄えるであろう狂気の波長。
その全てを、純狐を受け入れた八雲紫にぶつけてしまえば良いのよ。
――具体的には、八雲紫が示した次の大会。
『幻想スーパーJr.ユース大会』に優勝し、その時の観客の熱気を貴女が独り占めすれば良い」

強敵を倒し、八雲紫の企みを押しのけ、鈴仙が次の大会でも優勝すること。
それこそが純化された憎しみに駆られる紫を救い、幻想郷を――世界を守る事になると永琳は言う。


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