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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[723]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/11/25(水) 01:05:07 ID:???
永琳「……八雲藍。貴女も中々、主に負けず劣らず抜け目が無いわね。
単に私から情報を得るだけでは終わらせないのは、純粋に見直したわ」

藍「貴女は賢い。そして賢い者の発言は人を大きく動かす。
私は単純に、彼女が中立的な観点から選択をしてくれる事を祈ったまでです」

藍の質問の意図を最初から完璧に把握していた永琳は、謙虚そうに首を小さく横に振る藍を見て薄く笑った。
しかしその藍にしてもさしたる動揺はない。彼女もまた、最終的にはこうした展開になる事を予測しているようだった。

鈴仙「……そういえば、師匠も試合開始直前に言ってました。確か、この試合が終わったら……」

そして、鈴仙も思い出す。今日の昼間、博麗連合との試合開始直前に永琳が言い残した事を。

『――この試合が終わったら。私は貴女に問うわ。果たして貴女が、どちらの道を往きたいと考えているかを』

永琳「……ウドンゲ。私が話せる事はもう終わってしまったわ。後は貴女の話を聞く番」

永琳は薄い笑いを崩さぬまま鈴仙の方を向いてそう言った。
藍もそれに同調して、やや緊張した顔をこちらに向けた。

藍「――今この世界はとある月の狂人の意志により、滅ぼうとしている。
それを止める手段は、鈴仙。君が次のサッカーの大会で優勝するしかない事は、八意永琳が説明してくれた。
――ここで私が君に聞きたい事は一つだ。『君は、どのような方法で世界を救ってくれる』?」

鈴仙は、どのような方法で世界を救うべきか。
藍のこの宣言を待って、永琳は穏やかながらも厳格に話を続けた。


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