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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[741]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/26(木) 00:31:24 ID:???

鈴仙「……私はまだまだよ。中山さんに新しい道を教えるなんてできやしないし、やってもいないわ」

――と、自分が弱いという事を中山に伝えてやろうとした。
しかし中山は笑うだけで、鈴仙の言葉を肯定しようとしない。

中山「何を言ってるんだ、鈴仙さん。俺はこれまでの君のプレーを見て。
そして、今こうして俺を想って会話に付き合ってくれた君の優しさを見て。
それで新たな道がある事を確信したんだぞ」

鈴仙「――なんでよ。私は森崎みたいに強くなれない。魔理沙みたいに覚悟できない。
……私は、師匠や藍さんの期待に応える事なんて、出来ないのよ……」

中山は何も分かっていないと鈴仙は思った。
結局自分は強くなったが、それは中山や森崎、魔理沙程の強さでは無かった。
つまり、仲間に頼らない強さ。自分の全てを捨ててでも力を追い求められる強さ。
一つの目的の為に、他の物を切り捨てられる強さが、鈴仙には欠けていた。

鈴仙「私はどこまで行っても臆病だから、何かを捨てる事ができない。
……けどそれは、中山さんや森崎が言う強さとは、違うでしょ?」

鈴仙は率直な気持ちで自分の弱さを表明した。

中山「違う――それが君の強さだよ、鈴仙」

中山は即断でその鈴仙の弱さを強さと呼んだ。


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