※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[742]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/11/26(木) 00:32:38 ID:???
中山「――泥臭くても、弱くても良い。覚悟出来なくても良い、捨てられなくても良い。
それでも、君は仲間と共にここまで進んで来たんだろう? ……だったら、それを強さと言わずに何という。
確かにそれは、俺が常に語る強さとは違うかもしれない。でもそれは、今の俺には真似出来ない。
例えば俺が決して、『インビジブルデューパー』や『真実の友情』みたいなシュートができないように。
……だったら、それは鈴仙さんがこれまでの物語で見つけた、また別の強さと呼んでも良いんじゃないか?」

鈴仙「……私が見つけた、強さ」

中山「――そうだ。俺は何も言ってない。永琳さんの教えでも無い。それは、君が自ら切り開いた道なんだ。
君は君自身の意志で、新しい物語を創ったんだ。自分が真なる意味での主人公として、新たな地平へ羽ばたく為の!」

鈴仙「……………」

中山にそう言われてもまだ、鈴仙は自分が主人公を担うに相応しい強さを持っているとは思えなかった。
しかし恐らく、それすらも中山は『それは鈴仙さんの成長だよ』とか言って笑うのだろう。
決して他者の受け売りに流されず、自分で感じた意志に従い行動する事こそが、真の強さと呼ぶのだとしたら。

鈴仙「――結局何だかんだで、中山さんに助けて貰っちゃってるけどね。私」

中山「いや。そんな事は無いさ。むしろ助けて貰ったのは俺の方だ。
森崎を失い絶望していた俺に、君は新たな道を俺に教えてくれた。君は、俺を導いてくれたんだ」

中山は鈴仙に対して深く礼をする。そして、「良く分からないないが、君の夜はまだ長いんだろう?」
と言って、自分の部屋へと去って行く。中山は去り際に鈴仙にこう告げた。


中山「――次の大会、俺は全日本を率いるつもりだ。君がどんな道を進むにせよ、俺は君の最大の障壁になるだろう。
もっとも、パスカルも同じく、相棒と共にアルゼンチンを導く心算らしいが……そっちには負けるなよ、鈴仙さん?」


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24