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【もう昨日には】鈴仙奮闘記32【戻れない】


[877]鈴仙奮闘記@ ◆85KeWZMVkQ :2015/12/02(水) 00:11:39 ID:htu5Ye7+
★命蓮寺のあけぼの→ クラブ2 ★
クラブ2〜6→ナズーリン「ご主人様ならお勤め中だよ」

鈴仙「――貴女は、星の従者の」

ナズーリン「ナズーリンだよ。永らく会っていないから忘れちゃったかな?」

鈴仙よりも頭一つ分背が低い、鼠の妖怪が皮肉気な笑みを浮かべてそう言った。
鈴仙は勿論覚えていた。彼女の名前は勿論、一見冷静沈着そうなこの少女が、
かつてヒューガーが主人の住む寺に攻め込んで来た時は恐ろしく取り乱していた事まで。

鈴仙「……ごめんなさいね。私、今日は星に会いに来たつもりだったから」

大人な鈴仙は敢えてそこまで触れず、彼女に話を合わせる事にした。
そんな鈴仙の気遣いを知ってか知らずか、
ナズーリンはふうんと鼻を鳴らして、やや大げさに肩を竦めて続ける。

ナズーリン「だったら残念だったね。ご主人ならたった今、托鉢に出かけて行ったよ。
在家信者の家を回って、お菓子をくれなきゃ悪戯するぞって脅すアレだよ」

鈴仙「それはハロウィーンでしょうが。確かに季節的にはピッタリだけど」

ナズーリン「ハハッ、流石に冗談。でも、ご主人が居ないのは本当さ。
私は宗教なんて興味ないから、無縁塚の掘立小屋で一人暮らしをしてるから別行動だけど。
たまたまお寺の方に用事があったから、立ち寄っただけさ」

鈴仙「……で。そこに私が居たわけね」

ナズーリンは頷いた。どうやら鈴仙は入れ違いになったらしい。
このままでは暫く待っても、星と共にコーヒーを飲む事は出来無さそうだ。


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0ch BBS 2007-01-24