【悪運悪待】私の巫女様11【悪撃悪手】

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【悪運悪待】私の巫女様11【悪撃悪手】

[173]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/11/23(月) 18:15:02 ID:???
原村　和
「しまっ――」

硬直してしまっては威力を逃せない。
逃していた威力がそのままに、中学生離れした豊満な体を貫く。
理論派であり、女性であり、少女である　"原村　和"　の体では、耐え切れない。

メキ、メキッ……！

原村　和
「う、ぷ……！？」

口から内臓が出ていきそうな圧迫感。
全身の骨が、圧迫され砕けるような破砕音。
守るべき場所から、力づくで退かされる屈服感。
――幻聴ではなく　"原村　和"　を壊そう、喰らおうと雷神の一撃が彼女を蝕む。

原村　和
「ひ、ぎぃぃぃぃっ！？」

耐え切れなくなり、彼女の体が宙に浮く。
清澄中学校を守護ってきた長野の名ブロッカーが、女王の一撃で飛ぶ。
ダンプカーと正面衝突したと言われても信じるような、
恥も外見もない少女離れした苦痛の呻き声を吐き出しながら弾け飛ぶ。

須賀　京太郎
「和ーッ！」

ダダッ――バッッ！

目の前で頼れる仲間、憧れの対象が吹き飛んだシュートにも
臆することなく全身を投げ出しゴールを、清澄中学校を守ろうとする。

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