【悪運悪待】私の巫女様11【悪撃悪手】

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【悪運悪待】私の巫女様11【悪撃悪手】

[272]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/12/10(木) 01:37:44 ID:???
君代　命
「……」　ｽｯ

明堂さんの目に映っているのは、
"宮永　咲"　さんだけ――どんな指示をしようが、競り合いに行く。
となれば私たちは、明堂さんの勝利を信じてフォローに回るのが一番いいでしょう。

私自身も下がりつつ、ディフェンスラインに下がるよう指示を出します。
特に異論も無いようで、素直にするするとディフェンスが下がっていきますね。

守伊　優羽
「ん……」
（空中戦はダメだから助かったの）

橘　風華
「明堂さん……」
（がんばれ、明堂さん。　勝って自分の価値を、証明するんでしょう）

竹井　久
（よし……ディフェンスラインが下がっていくわ。
　咲の空中戦で少しづつラインを押し込んでいく、
　下げられなくても――咲なら競り勝ってチャンスを作ってくれる。
　
　――　"オカルト使い"　って本当に助かるわよね）

下がったディフェンスを押しこむように、竹井さんと片岡さんが押し上げてくる。
このポストプレイが成功すればいい位置でボールを受けられるんですから、
押し上げてくるのは当たり前の話ですか。

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