【悪運悪待】私の巫女様11【悪撃悪手】

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【悪運悪待】私の巫女様11【悪撃悪手】

[327]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2015/12/20(日) 00:00:08 ID:???
B　これでよい
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こっそりと口の中で詠唱を終え、
明堂さんへと　"キュアーウーンズ"　の　"奇跡"　を降ろす。
本来は傷を癒やす奇跡らしいのですが、今は疲労回復程度の奇跡に収まっている。

私の目は、明堂さんの疲労がプレーをぎりぎり阻害しない、
それくらいには回復したことを確認していて……なら使い続ける他無いでしょう。
諏訪社は空中戦に強い選手が、明堂さんかいませんからね。

君代　命
「明堂さん、身体が軽くなりませんでしたか？
　大丈夫です、明堂さんは必要な人です、反則はたまたまです。
　私だってPKを献上したりしてるんですから、そんな事もありますって」

明堂さんの震える肩に手を添え、噛んで含めるように明堂さんを諭す私。
捨て犬のような、助けを求めるような目を見たくなかったのかもしれません。

いつでも根拠の無い自信にあふれていて、気力の漲った明堂さん。
私をからかってくつくつ笑い、風華さんとタッグを組んで不敵に笑う姿は
今の明堂さんのどこにも見られませんでした。

黒咲　明堂
「わ……私をまだ使ってくれるのか？」

君代　命
「明堂さん以外、誰が　"宮永　咲"　を止めるんですか？」

黒咲　明堂
「……私しか、奴は撃ち落とせない」

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