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【悪運悪待】私の巫女様11【悪撃悪手】
[706]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2016/03/13(日) 23:54:24 ID:???
少しだけ、ぶるりと震える彼女。
観客席から下りて外に出れば、それもいくらか和らいだ。
決勝戦を控えた彼女の体を冷やして、風邪なんて引かれたら悲しい。
弘世 菫
「そうだ――明々後日、決勝戦の日まで私を泊めてはくれないか?」
思い出したように、弘世さんが提案した。
泊めて欲しい――2泊3日、決勝戦の日まで。
弘世 菫
「どこかのホテルにでも泊まろうと思っていたが、君が泊めてくれるなら助かるんだ。
――流石にホテル代は、高く付くからな」
君代 命
「私達中学生ですもんね……
寝る所ならありますけど、私の家は神社ですよ?」
私の家が神社である――と告げると、少し驚いたような表情を浮かべる。
けれども、すぐに何か納得したように頷いて口を開く。
弘世 菫
「構わないさ、君さえ良ければ是非泊めて欲しい。
率直に言えば、私は君に助けて欲しいんだ」
君代 命
「あ、構わないですか。 そうですか……」 ムー
家が神社であると言うと、
興味を持たれるか引かれるか――そのどちらかでしたが。
弘世さんの反応は、そのどちらでもない感じで。
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0ch BBS 2007-01-24