【悪運悪待】私の巫女様11【悪撃悪手】

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【悪運悪待】私の巫女様11【悪撃悪手】

[778]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2016/04/10(日) 02:57:25 ID:???
バスの乗客
「あっ――君代　命じゃん！」「えっ、ホントだ！」
「決勝戦頑張れよ！」「諏訪社が決勝なんて、何時ぶりかわかんねぇぜ！」

君代　命
「えへへ、ありがとーございます！」

バスの中では、見覚えのある人達――。
年末の不良サッカー部との試合を、見に来ていた人たちに励まされました。

弘世　菫
「君は人気だな」

バスの乗客
「あったりまえだろ！諏訪社を決勝まで連れて来てくれたキャプテンだぞ！」
「隣の諏訪浜には負けてばっかりだったが、今年は勝てるぞ！」

わいの、わいのと盛り上がるバス車内。
あまり意識はしてませんでしたが、私は諏訪社を背負ってるんだな――と。

弘世　菫
「すこし、羨ましいな。
　白糸台ではこんな光景はないな、勝って当たり前なんだ。
　――そう、思われてしまってる。そんな事は全く無いのにな」

白糸台を背負うことになるであろう弘世さんは、
眩しい物を見るような表情をしていました。

弘世　菫
（そう言われるだけの戦力が、私達にはあると言うことなんだがな……。
　命、君はどうやって巨大戦力に立ち向かう？）

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