【悪運悪待】私の巫女様11【悪撃悪手】

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【悪運悪待】私の巫女様11【悪撃悪手】

[885]私の巫女様 ◆Miko/icOEk ：2016/05/30(月) 02:21:17 ID:???
鎌瀬　一
「いや、キックだけなら君代くんが絶対に上だろね」

守社　早居
「悔しいですが……あの女のパスには飛びつく気も起きませんね
　反則ですよ、あのロングレンジ・パスは……フフフ」

大きなフォーム、深いステップ。
小柄である事を補うような独特のフォームは、なるほどどうして"シャープシューター"だ。
解説席に何故か座る　"弘世　菫"　と同じ渾名がよく似合う。

池田　華菜
「き、キャプテンのほうがパスは上だし！」

福路　美穂子
「それは……華菜、それはないわ。
　私は彼女ほど長い距離を通す自信もないし、あんなに遠くの味方をすぐに見つけるのは無理だわ」

池田　華菜
「そ、そんなぁ」

福路　美穂子
「もちろん、選手として負ける気はないけれどね」　ﾅﾃﾞ

ロングキックはかなわなくても、味方と連動したパスワークでなら――。
連動とタイミング、この２つをより高いレベルで両立させる自信ならあった。

福路　美穂子
（彼女は長野選抜に来てくれるのかしら？）

目を見開き考えるが、君代　命の行動は読めなかった。

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