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1- レス

【レイセン】鈴仙奮闘記33【アレアレオー】


[30]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/04(金) 00:58:22 ID:XrD547WY
★レティの返答→ ハートQ ★
ハート・スペード→レティ「……熱いわね。私は、貴女が羨ましいわ」

レティ「熱いわね。私は、貴女が羨ましいわ」

レティが吐露した彼女の本心。それは鈴仙に対する羨望だった。

鈴仙「えっ……?」

これまでレティが抱く負の感情を知り得なかった鈴仙は、そんな彼女の答えに思わず声を漏らしてしまう。
鈴仙の顔を見たレティはフッと笑いながら、自嘲的に続けた。

レティ「――私は貴女が思っているより強い女じゃないわ、鈴仙。
むしろその逆。私は常に、自分よりも強い相手に対して目が無いのよ。
だから、風見幽香のような大妖怪と並び立ってプレーする事についても、内心では強い誇りと自負を持っているし。
……その反面、折角強くなって、今の環境を勝ち得たのだから、冒険してそれを壊したくないという、臆病な心も人一倍強い」

鈴仙「そんな。レティさんは臆病なんかじゃないですよ!
むしろ、あの幽香さんと一緒のチームであれだけ堂々としているなんて、尊敬ものです」

レティ「ありがと、鈴仙。……でもね、それと同じようなことは、私だって思っているわ。
八意永琳の弟子というプレッシャーに負けず、むしろそれを誇りと思って、貴女はここまで成長して来たのでしょう?
私も貴女も、そこについては殆ど同じ――いや、貴女の方がずっと凄いわ。
何故なら貴女は、八意永琳と並び立ててなお、それで満足せず、更なる高みを目指そうとしているのだから」

鈴仙「そ、それは……」

褒められているのに、鈴仙は何故か寂しい気持ちがしてならなかった。
レティは鈴仙が選んだ道を尊敬し羨望してくれている。しかし、レティは本当に、自身が言うような弱い女なのだろうか。
鈴仙はレティに反論したかったが、咄嗟の語彙力の無い鈴仙には気の利いた言葉の一つも浮かばない。
結果、談話の場は暫しの沈黙に包まれて。


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