※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【レイセン】鈴仙奮闘記33【アレアレオー】


[453]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/21(月) 00:58:38 ID:???
小町「やっぱし、知ってるみたいだね」

鈴仙「……イエスかノーかと言われたら、そりゃね。でも、どうして貴女が知ってるのよ」

思いがけぬ人物からその単語を聞いた事で、鈴仙は思わずたじろいだ。
そんな自分の様子に小町はケラケラと笑って見せるが、それが不気味にすら思える。
小町はそんな鈴仙の印象を打ち消すように、わざとおどけて続ける。

小町「あたいらペーペーは今日も平常営業だけど。
是非曲直庁の上の方じゃ今、メチャメチャ大騒ぎになってるって専らの噂さ。
その、何だっけ。……『純狐』とやらが月から逃げ出して、地上を荒らそうとしてるって」

――『純狐』とは、永琳によって大いなる厄災とも訳された超然たる存在。
永琳の計画を引き金に呼び起された純粋なる怒りにして、世界を滅ぼす者。
鈴仙すらもつい先日初めて聞いたその単語を、小町は平然と口にしたのである。

鈴仙「地獄の方も、対策を練っているのね。『純狐』を倒すべく、閻魔や死神や鬼の精鋭を集めてたり……」

小町「いんや。その逆さ」

鈴仙は平静を装いながら小町の話題に乗ろうとするが、彼女の口からは更なる予想外の言葉が流れる。

小町「……庁のトップたる十王裁判は、あんたがさっき言ったのと真逆の結論を告げようとしているらしい。
つまり――『純狐』に関する今回一連の騒ぎについて、庁の者は手出しをするなという指示をね」

鈴仙「そんな。一体どうして」

小町「さあ。お上の言う事なんて、基本的には従うしかないし、あたいは知らないよ。
職場じゃあ『神のお告げ』だとか、バカバカしい説が横行してるけど、あくまで説だしね。
……ま。何が原因かはさておいて。
ウチの職場ではこの十王裁判の結論案について、色々と物議を醸してるワケなんだよね、これが。
完全なデマ話だったら良かったんだけど、あんたのそのキョドリっぷりを見るとホントっぽいし」


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24