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【レイセン】鈴仙奮闘記33【アレアレオー】


[466]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/22(火) 00:39:08 ID:???
――かくして、第×回幻想郷ブリッツボール大会は終わった。
旧都オーラカの優勝に、ライバルだった霧の湖エイブスのキャプテン。プリンセス・ワカサギことわかさぎ姫も、
最初は悔しそうな素振りを見せていたが、最後にはみとりをライバルと認めて自分から歩み寄った。
小町は鈴仙の会話以来、誰も姿を見ていないとの事だったが、日ごろのルーズな行いのせいで、誰も気に留めてはいなかった。
そして、鈴仙や周囲の仲間が一番気に留めていた、あの二人はと言うと……。

みとり「……久しぶりだね、にとり」

にとり「何だよ。相変わらず辛気臭い顔だね、……姉さん」

みとりとにとりの二人は、大会が終わってもぬけの殻と化したスタジアムにて語らいでいた。
二人ともお喋りな性格ではないため、間には度々重苦しい沈黙が流れるも、
それすらも懐かしく、心地よい風に二人には思えた。

みとり「……私。これまで自分自身の殻に籠っていた。
不義の子として生まれた半妖の私は、自分なんていなくなってしまえば良いだなんて思って。
それで、旧都で細々と過ごしていたんだけど……。それで良いのか? 自分がしたい事は何か?
――そんな風に自問自答する内に、辿り着いた答えがブリッツボールだったんだよ」

にとり「そんなに思いつめなくても良かったのに……」

みとり「今にして思えば、そうだったと思う。にとりには、今まで迷惑をかけたね。
……でも。私、鈴仙の……旧都オーラカの皆のお蔭で変われた」

にとり「分かるよ。姉さんも、何だか……強くなったよね。セコイ商売続けてる自分が恥ずかしくなっちゃうよ」

あははと笑うにとりの横顔を見て、みとりは決意をした。自分の夢を叶えるならば今しかない。

みとり「(……これからは、光の中で暮らそう。周りの目は怖いけれど……気にするもんか。
ブリッツボールで教えられたみたいに。私は、自分の力を使って、自分らしく胸を張って生きるんだ!)
――ねえ、にとり。これからは二人で……」


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