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【レイセン】鈴仙奮闘記33【アレアレオー】


[540]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/25(金) 00:10:20 ID:???
輝夜「――「純狐」は単なる自然現象だとか、そんな簡単な存在じゃない。
息子を殺した夫を恨み、その愛人の女すらも恨み。いつしか、その記憶すら喪って。
……そうやって生まれただけの、単なる神霊。
だけど、月の民はその単なる神霊に、数万年以上に渡って苦しめられて来た。
大地は枯れ、水は腐り、炎は消え、風は止まり――それでも尚、彼女は死なず恨み続ける。
――イナバ。あんたは……そして永琳は、そんなバケモノと戦おうとしているのよ」

鈴仙「……はい」

輝夜は鈴仙に、「純狐」という存在について詳しく語ってくれた。
その内容には永琳から聞いていない事すらも含まれており、輝夜もまた月の民として、
今、八雲紫を媒体に発現しつつある大いなる厄災に対し、興味を寄せている事が分かった。

輝夜「――でも。あんたが聞きたいのはそんな事じゃないんでしょ?
永琳は分かった。じゃあ私がどうするのか。……あんたが聞きたい事、知りたい事はきっとそれ。
きっとあんたは、「考え中よ」だなんて答えじゃ納得してくれないのよね?」

鈴仙「……………はい」

鈴仙は正直にもう一度頷いた。
永琳の動向にはついては何となく察しがついていたし、何より諦めがついていた。
プロジェクト・カウンターハクレイの一員になる。
そう決心した時点で、自分が永琳と肩を並べて戦う事は――当分無いと、何となく鈴仙は分かっていた。
そしてその一方で、輝夜の動向は全く読めなかった。

鈴仙「……姫様はこれまでも、表向きは明るく楽しく。
だけど裏ではこうやって穏やかに、私を助けてくれていました。
もし出来る事なら、プロジェクト・カウンターハクレイに行っても、私は貴女とサッカーがしたい」

鈴仙は本心からそう言った。輝夜は眼を細めて「そう」と微笑みながらも、凛とした表情は崩さない。


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0ch BBS 2007-01-24