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【レイセン】鈴仙奮闘記33【アレアレオー】


[578]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/29(火) 21:17:47 ID:???
藍「(私は分かっていなかった。これまでの平和が、如何に薄氷の上に立つ、儚いものだったかを。
そして、それを取り戻すには、私の力など取るに足らないものという事実を……!)」

鈴仙がプロジェクト・カウンターハクレイにつく事を決めて以降も、
藍は結界の修復の傍ら、当初の計画――リアル・幻想・セブンを利用した、チームの内部改革を進めていた。
しかし、その結果は今の結界修復作業以上に、実の成らないものに終わった。

藍「(……リアル・幻想・セブンに入りそうな有力選手候補にはおおよそ目星がつく。
しかし、その全員が私の計画にまで賛同してくれる保障は無い。
……中には、鈴仙と同じくプロジェクト・カウンターハクレイへの参加を表明した者すら居る。
私の方から別の選手をプッシュするにしても――ハッキリ言って、代表やその下部組織にも入らない者で、
鈴仙に準ずる程の人望、あるいはカリスマを持つ者はいない)」

藍は大きく溜息を吐く。そして、弱弱しくこう漏らした。

藍「(万事休す、か……)」

鈴仙がリアル・幻想・セブンの一員とならなかった時点で、藍の計画は破綻する。
純粋なる狂気に支配された八雲紫を変えるには、鈴仙の狂気の瞳が必要と言うならば、それは必定だった。
それを知りつつも彼女はあがいていたが――。奇跡は、当然にして起こらない。

スッ……。

紫「――八雲藍。……だったわね」

藍「紫、様……」

そして。与えられた範疇を越えた越権行為を繰り返す、無能な部下が罰せられるのは必然。
藍が自らの身を砕いてまで尽くした主に裁かれる時が、遂に訪れたのである。


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