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【レイセン】鈴仙奮闘記33【アレアレオー】
[586]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2015/12/30(水) 01:18:19 ID:???
……シーン。
鈴仙「そ、そんなァ。私、飛べなくなってます!?」
永琳「……あんたクラスの妖怪が飛べないんだったら、今頃一大事ね。
きっと今頃、妖怪の山の下級天狗達は謎の転落事故に四苦八苦してると思うわ」
この私ですら、今は連続1200時間程度、最高時速400キロメートルでしか浮遊できないのに…等と、
自虐風の自慢をかます永琳をよそに、鈴仙の頭はますますパニックになっていた。
鈴仙「あの。今日は全幻想郷選抜選手の発表とか、プロジェクト・カウンターハクレイの計画始動日とかでしたよね。
大丈夫なんでしょうか? あ。あと中山さんとかパスカル君とかはどうすれば良いでしょうか。
今のが外の世界の人達だったら、私達、未成年者誘拐とかで、しょっぴかれたりとかしませんでしょうか……?」
永琳「……ウドンゲ。安心なさい。私は既にある程度の策は練ってある。
まず、中山君とパスカル君については、それぞれ事情を知った本国のサッカー協会関係者に引き取らせるわ。
プロジェクト・カウンターハクレイについては、私達が責任を持って、あんた達を送り出すわ。
そして、全幻想郷選抜選手の発表については――そろそろよ。空を見なさい!」
鈴仙「そ、空??」
永琳が不意に人差し指を天にかざした。鈴仙はそれにつられて窓越しに青空を見ると――。
鈴仙の慌ただしい朝はここにピークに達した。
――ブウウウ……ン。
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