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【レイセン】鈴仙奮闘記33【アレアレオー】


[591]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2015/12/30(水) 01:31:42 ID:???

残る懸念は一つだけとなった。
……鈴仙の幻想郷からの出立。プロジェクト・カウンターハクレイのキャプテン候補としての巣立ち。
これからどうなるかは分からないにせよ、目的を果たすまでこの永遠亭には戻って来れないのは確かに思える。
永琳が言った通り、鈴仙は自ら立ち上がる時を今ここに迎えたのだ。

永琳「……さようなら、鈴仙。次に会うのは――運命の時。即ち……大会の決勝戦よ」

鈴仙「……………はい」

永琳「では、気を付けて……。――と、言いたいところだったけれど」

そして手を握り、一時の別れを交わすその直前に――永琳はふと部屋の入口を覗き込んだ。
染み一つ無い襖張りのその空間に何があるのか。そう思った鈴仙が倣おうとすると――。

永琳「ウドンゲ、右に避けなさい」

鈴仙「えっ!? ……!?」

――パァン!

耳をつんざく大音量が部屋を駆け抜けた。
永琳の指示を受けて即座に右へ飛び出した鈴仙は、その音の正体に覚えがあった。
襖に空いた黒い穴、そしてその直線の先に埋まったものを摘む。それは――

鈴仙「……銃弾」

永琳「どうやら。招かれざる客はマスコミだけじゃないようね。
……ウドンゲ。出発する前に死んだらカッコ悪いから、気を付けなさい」

永琳は冗談っぽく笑うも――鈴仙は心底冗談じゃないと思った。


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