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【せまる】ライ滝第三十六話【ヒューガー】


[262]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/07(月) 23:01:41 ID:???

 滝達がどちらが勝つかについて言葉を交わす中。
 グラウンド上ではコイントスを行うべく頑駄無のキャプテンであるアムロと本条のエース騎場が握手を交わしていた。

騎場「直接顔を合わせるのは初めてやな。イチイチ名乗る必要もないやろが、俺が騎場や。
   あんたより一つ年下やが、ウチの部長が今はベンチにおってな。試合中は俺がキャプテンをやらせてもらっとる」

アムロ「君の噂は聞いているよ。全国でも上位に入るだろうドリブラーだとね」

騎場「へぇ、あのアムロさんに名前を覚えとってもらえてたとは光栄ですわ。
   ……ついでにこの試合であんたらを打ち負かした男の名前として覚えといてもらえると尚嬉しいんですがね」

シン「なんだと……!?」

 騎場の挑発的な物言いに怒りを露わにするシン。
 そんなシンをアムロは手で制し、苦笑を浮かべながら口を開いた。

アムロ「成程、伊達に決勝まで上がってきたわけじゃないという事か。自分達の実力に確固たる自信を持っているようだ。
    全国を賭けて戦うんだ、君達のような相手の方が俺達もやりがいがある。
    その強気な姿勢がプレッシャーを隠す為の虚勢でない事を期待しているよ」

騎場「……ま、楽しみにしといて下さいや。
   (ちっ、まるで動じずに挑発仕返してきおった。
    流石は神奈川でも名の知れたプレイヤー、口先で簡単に揺さぶれる男やなかったか。
    まあええ、それなら普通に真っ向勝負で勝つだけや)」


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