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【せまる】ライ滝第三十六話【ヒューガー】
[296]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6
:2016/03/15(火) 22:55:00 ID:???
士「やれやれ、随分と退屈な展開だぜ。真面目に見てるのが馬鹿らしくなってきた。俺は寝るぞ」
良太郎「……ごめん、僕もちょっとウトウトしてきた……」
滝「いや寝るなよお前ら! 中盤でのパス回しによる膠着状態とか最高じゃないか! ちゃんと見ろ!」
パス回し中心の中盤戦。
グラウンド上の選手達にとっては一瞬でも気を抜けばそこを突かれる熾烈な展開であったが、
観客席の面々からしてみればこれ程退屈な物はなかった。
最初は真剣に試合を眺めていた滝一行も徐々に集中力を途切れさせ、気付けば舟を漕ぎ出す者まで現れる始末。
そんな試合が動いたのは、前半も終了間際のアディショナルタイムの時であった。
本条のSH(審判が時計を見始めたしもう前半も終わりか。そろそろ休めるぞ)
アムロ「(あのサイドハーフ、審判の方に意識が移っている! 狙うならここしかない!)
カミーユ! 行け!」
カミーユ「了解です! うおおおおおっ!」
本条のSH「あ、しまった!」
間もなく前半終了という状況で、遂に本条の選手達が集中力を途切れさせ始めたのをアムロは見逃さなかった。
彼はすかさずSHのカミーユへと指示を出し、それを受けたカミーユは猛然とドリブルを開始。
審判の様子に気を取られていた本条のSHがこれを止められるはずもなく、カミーユは難なく敵中盤を突破する事に成功するのだった。
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0ch BBS 2007-01-24