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【せまる】ライ滝第三十六話【ヒューガー】


[304]ラインライダー滝 ◆70dlk5OpP6 :2016/03/17(木) 22:11:35 ID:???

片桐「ふむ、末次を真正面から崩したか。ガロード・ランだったか?
   神奈川では5本の指に入るストライカーだと聞いていたが事実だったようだな」

滝「単純な火力って点ならあいつに勝てる奴はそうそういませんよ。
  頑駄無は良い時間帯に追いつけましたね」

片桐「うむ。恐らく次のキックオフと同時に前半終了だ。最後の最後で失点を許してしまった本条と土壇場で追いついた頑駄無。
   勢いの差は明確だ。俄然面白くなってきたぞ」

 心底楽しそうな表情でそう口にする片桐の様子を、滝は驚いたように見つめる。

滝「……意外ですね。てっきり本条が不利になって焦るかと思ってました」

片桐「そりゃ本条には買ってもらいたいさ。
   だが今の俺にとってお前達の世代が高いレベルでしのぎを削り合う姿はとても眩しいのさ。
   勿論、黄金世代も含めての話だ。
   お前達が競い合い、それを見た下の世代たちがそれに憧れ、新たな芽となる。
   そうやって日本サッカー全体が成長していってくれればと。心底そう思っているよ」

神「へー、おじさん悪い大人って感じの風貌なのにそんなロマンチックな事考えてるんだ」

片桐「そうでなけりゃサッカー協会の役員なんぞやってないさ。
   ……あと面と向かって悪い大人とかおじさんとか口に出すのは止めてくれ。事実だとしても地味に傷つく」


ピィィィィィィィィィィィィィィィッ!!


 片桐がハハハと渇いた笑みを浮かべる中、グラウンド上では本条ボールで試合が再開され、
予想通りすぐさま前半終了を告げるホイッスルが鳴り響いていた。


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0ch BBS 2007-01-24